トヨタホームで壁紙を考える・お金編|答えは「内装仕上工事」の1行でした

予告どおり、お金の回です

前回の洗面台編で、私はこう書きました。

見積もりの読み方です。(中略)出てきたのに読めない、というのはなかなか味わい深い体験でして。

やります。今回はお金の話だけです。

壁紙シリーズ、9本目。 部屋は1つも増えません。増えないのに書くことがある、というのが今回でして。

リビングから始まって、パントリー玄関1階トイレ2階トイレ主寝室ゾーンゲストルーム洗面台8本書いてきました。

そのあいだ、毎回いちばん最後に同じことを書いていました。「差額はまだ出ていません」。

出ました。

見たくないねぇ!!!!

まず結論から

何がどうだった
壁紙の費用が入っている場所「内装仕上工事」という1行
その1行の差額276,740円
1行の中に入っているもの壁紙の費用/張り替え費用4,400円の束/見切り材の3つ
そのうち金額が分かるもの見切り材だけ(別紙が来たため)。24,460円
引き算して分かること壁紙+張り替え費用で252,280円
そこから先割れません

「いくらでしたか」に対する答えが、「252,280円までは分かりました」で止まる。 そういう回です。

「内装仕上工事」という1行

我が家に来たのは、積算 仕様比較シート 内訳書という紙です。しかも(変更のみ)。

前に出した見積もりから動いた工事だけが並んでいる紙ですね。動かなかった工事は、そもそも載っていません。

列は名称・単位・単価・数量・金額・差額の6つ。金額と数量には、先回と今回の2列があって、その差が右端に出る。我が家の場合、先回が2026年5月末、今回が2026年8月末でした。

3ヶ月ぶんの答え合わせというわけです。

で、壁紙です。どこにあると思いますか。

「内装仕上工事」です。

名称金額(先回)金額(今回)差額
◆内装仕上工事1,409,426円1,686,166円+276,740円

以上です。

単位の欄は「式」。数量の欄は「1.00」。中に何が何個入っていても、1行で1式。 潔い。

図にするとこうです

見積書の様式を自分で描き起こした模式図。上段は表の一行で、左から名称・金額の先回・金額の今回・差額の4つの欄が並ぶ。名称は内装仕上工事、先回が1,409,426円、今回が1,686,166円、差額が276,740円。その1行から下へ線が伸びて3つの箱に分かれる。左の箱は壁紙の費用で金額は分からない。中の箱は張り替え費用4,400円の束で、何部屋ぶん入っているか分からない。右の箱は見切り材で、別紙の見積もりが来ているため24,460円と分かっている。3つのうち金額が分かるのは右の1つだけ。見積書そのものの写しではなく、金額の入っている欄だけを書き起こしたもの

見積書そのものは載せません。施主の名前が入っている紙なので、金額の欄だけを書き起こしました。

1行の中に、3つ入っています

「これ何が入ってるんですか」と聞いて、教えてもらいました。3つです。

  1. 壁紙の費用
  2. 張り替え費用4,400円の束
  3. 見切り材

……見切り材?

見切り材、入ってました

パントリー編を読んでくださった方は、いま「え」と思われたはずです。あそこで我が家、見切り材を見送っています。

1万円です。 ……でかい。

そう書きました。書いた本人が言うのもなんですが、しっかり書きました。

その見切り材が、主寝室に入っています。

見積もりの品目名はこうです。「主寝室 アクセントクロス面 コーナー見切り取付工事」。

主寝室ゾーンの記事には、この話を1文字も書いていません。 隠したわけではなくて、あれを書いた時点では、この紙がまだ手元に無かったんですね。壁紙の記事を書き終えたあとに、部材の見積もりが追いかけてきた形です。こっち来ないでほしい。

場所は、あの壁でした

どこに入るのか聞いたら、主寝室とウォークインクローゼットのあいだの壁でした。

主寝室ゾーン編で「ここが我が家のこだわりポイント」と書いた、あの壁です。ベッドの頭が付いていて、壁の両脇がそのままクローゼットの入り口になっている。左から出ても右から出てもクローゼットに行ける、回遊動線の壁ですね。

その両脇に、見切り材が入ります。数量が2なのは、そういうことでした。

つまりこの壁のRE55039両端で隣の面へ続いていくのではなく、そこできっぱり止まるわけです。細い黒い線で、区切られて終わる。

……それ、かっこよくないですか?

ベッドの頭の後ろだけが濃い色で、その両端に黒い縦のラインが1本ずつ入って、そこから先はクローゼットへの入り口。額縁みたいになりますよね。 図面には出てこない部分なので、見積もりを読むまで気づいていませんでした。

決めたのは、夫でも妻でもありませんでした

そしてここが今回いちばん意外だったところです。

インテリアコーディネーターさんです。

しかも「入れませんか」という提案ではなく、仕様上そうなる、というお話でした。あの壁の構成だと、こうするしかない。 我々が選んだ結果ではなく、選んだ構成に付いてきたものだったわけですね。

シリーズを9本書いてきて、「二人ともまったく関与していない項目」は初めてです。

夫の戦績、4勝のまま動きません。 勝ちも負けもしていないので当然なんですが、なんだか納得がいきません。

24,460円の中身が、けっこう面白い

そしてこの見切り材、別紙で来ています。 つまり内訳が読める唯一の部分です。せっかくなので全部出します。

品番何か単価数量金額
STK13161シンコールのコーナー用ジョイナー(ネオ ブラック)1,000円22,000円
STK13130シンコールのコーナー用アタッチメント730円21,460円
送料5,200円15,200円
取付作業費15,800円115,800円
合計24,460円

気づきましたか。

部材代、3,460円です。

24,460円のうち、壁に付く物そのものは3,460円。残りの21,000円は、送料と取付作業費です。約86%が運賃と手間。

しかも見てください。送料も取付作業費も、数量が「1」なんです。

つまり——1ヶ所でも2ヶ所でも、ここは変わらないということですよね。部材は1ヶ所ぶん増えても1,730円。まとめて頼めば頼むほど、1ヶ所あたりは安くなる構造です。

パントリーで「1万円か……」と引き返した我々、あのとき何を見ていたんでしょうね。

ただし、パントリーで説明を受けた1万円は平面での張り分け1ヶ所の話で、こちらはコーナー2ヶ所+送料+取付です。前提が違うので、24,460円を2で割って比べたりはできません。 そこは正直に書いておきます。

ちなみに単価の1,000円と730円は、シンコール公式に載っている金額と同じ数字でした(2026年9月時点)。

ただし公式ページには税別・税込の表記がありません。 見積もりのほうは税込なので、数字が並んだというところまでにしておきます。

公式の説明はこうです。

壁紙のジョイント部分をより美しく 出隅で張り分けしたり、厚みの違う壁紙同士のジョイントもきれいに仕上げることができます。」(シンコール公式・2026年9月時点)

境目をデザインに変える道具」という打ち合わせでの説明、言い得て妙だったんだなあと、金額を見てから思っています。

で、引き算です

材料は揃いました。やってみましょう。

内装仕上工事の差額        276,740円
− 見切り材(別紙で判明)    24,460円
────────────────────────────────
壁紙 + 張り替え費用       252,280円

252,280円。

ここまでは確定です。そして、ここで止まります。

なぜ止まるか

張り替え費用4,400円が、何部屋ぶん入っているのか分からないからです。

シリーズを読んでくださっている方なら、「9部屋ぶんでしょ」と言いたくなると思います。私もそう言いたいです。

でも、見積もりにはどこにも書いてありません。 部屋数も、単価も、行すら無い。「内装仕上工事 1式」に溶けています。

そして4,400円という数字自体、打ち合わせで説明を受けた金額であって、見積書に載った確定額ではありません。 シリーズで毎回この但し書きを付けてきましたが、今回もまだ外せませんでした。

確認していない数字を掛けて、確認していない数字を引く。それをやると、この記事は嘘になります。

なので、252,280円で止めます。

なお、ここに出てくる金額はすべて税込です。4,400円も、24,460円も、276,740円も。

しかもこれ、まだ増えます

もうひとつ、大事なことを書いておかないといけません。

この見積もりは8月末づけです。そして洗面台編でタイル柄のFE78123を貼ると書いたぶん、この276,740円には入っていません。

まだ増えます。

8本ぶん追いかけて、9本目でようやく金額にたどり着いたと思ったら、その金額が完成品ではなかったという。なかなかしぶといですね、この話。

ただ、そこまで悲観していません。 カスタム バニティ編で、我が家は壁に貼るパネルを丸ごと削っています。 増えるぶんと削ったぶんで、トントンか、ちょっとマイナスになるんじゃないかと踏んでいます。

いや~~延々と増えていきますなぁ!!!大丈夫かしら…ちょっと心配になってきました…

ここは我々の見立てであって、見積もりで確認した数字ではありません。 そもそも削ったパネルが「内装仕上工事」に入っていたのかどうかも、確認していません。 別の区分に入っていたなら、同じ行では相殺されません。 次の紙が来たら答え合わせします。外れていたらそのまま書きます。

8本書いて、分かったことと分からなかったこと

分かったこと。

分からなかったこと。

「壁紙にいくらかかったのか知りたい」で8本書いて、たどり着いたのが1行

でも、これはこれで収穫だと思っています。 見積もりって、こういう粒度で出てくるものなんですね。品番ごとに1行ずつ並んでいて、足すと総額になる——そういう紙ではありませんでした。

これから打ち合わせに入る方、「1式」という単位に驚かないでください。 驚いたのは我々です。

今回決まったことを並べます

  1. 壁紙の費用は「内装仕上工事」に分類される。 先回1,409,426円 → 今回1,686,166円、差額+276,740円
  2. 紙は積算 仕様比較シート 内訳書(変更のみ)先回2026年5月末/今回2026年8月末の比較
  3. 単位は「式」、数量は「1.00」。 中身が何個あっても1行になる
  4. その1行に入っているのは壁紙の費用・張り替え費用4,400円の束・見切り材の3つ
  5. 見切り材だけ別紙が来ており、24,460円と分かった
  6. 内訳は STK13161(コーナー用ジョイナー・ネオ ブラック)1,000円×2、STK13130(コーナー用アタッチメント)730円×2、送料5,200円、取付作業費15,800円
  7. 部材代は3,460円。残り21,000円は送料と取付作業費
  8. 送料も取付作業費も数量1。 1ヶ所でも2ヶ所でも、ここは変わらない
  9. 単価はどちらもシンコール公式に載っている金額と同じ数字(2026年9月時点)。ただし公式に税別・税込の表記が無いので、揃ったとまでは書けない
  10. 見切り材が入るのは、主寝室とウォークインクローゼットのあいだの壁の両脇。 両脇がそのままクローゼットの入り口になっている、あの壁数量2はここから来ていた
  11. RE55039は両端で隣の面へ続かず、見切り材でそこで止まる
  12. 決めたのはインテリアコーディネーターさん。「仕様上そうなる」という説明。 我々が選んだものではない
  13. シリーズで初めて「二人ともまったく関与していない項目」が出た。 夫の戦績は4勝のまま
  14. パントリー編で「1万円だから」と見送った見切り材が、主寝室では採用されている。 ただし前提が違うので単純比較はできない
  15. 引き算すると壁紙+張り替え費用で252,280円ここまでが確定
  16. 4,400円が何部屋ぶんかは、見積もりに書かれていない。 よって壁紙そのものの金額は出せない
  17. 4,400円は打ち合わせで説明を受けた金額であって、見積書に載った確定額ではない(この但し書き、まだ外せません
  18. 金額はすべて税込
  19. この276,740円に、洗面台編のタイル柄のぶんは入っていない。まだ増える
  20. ただし壁に貼るパネルを丸ごと削っているので、トントンかちょっとマイナスになるのではと踏んでいる我々の見立てで、確認した数字ではない。削ったぶんが同じ工事区分に入っていたかも未確認
  21. 52万円の内訳は今回も出なかった
  22. 記事9本、部屋9つ。 ついに並びました。部屋は1つも進んでいませんが

次回予告

エアコンです。

実はこの見積もりと一緒に、エアコンの別紙も来ていました。あれはあれで1本ぶんの話があるので、分けます。

カーテンも別で控えています。…というかカーテン選べるんだの気持ちです。ニトリとかに行って自分で買うんだと思っていました…

そして——ゲストルーム①、まだです。 記事と部屋の本数がようやく並んだのに、並んだ理由が「部屋の記事を書かなかったから」という。追いつき方として、これはどうなんでしょうか。

2階の洗面台まだ丸ごと残っています

そして次の見積もりです。洗面台のぶんが乗って、パネルを削ったぶんが引かれて、いくらになるのか。 我々は「トントン」と踏んでいますが、この予想、当たった試しがありません。

書くこと多すぎて追いついてるのか離されているのかわかんなくなってきました。これ電装系とかまだありますからね!

返済計画、今回もまったく立ちませんでした。お楽しみに!