トヨタホームで壁紙を考える・リビング編|ベースはサンゲツSP2542

新シリーズです。壁紙をやります

前回の記事の最後で「次は照明と壁紙」と書きました。照明はまだ検討中なので、先に壁紙から行きます。

そして壁紙、部屋ごとに1記事でやります。

理由は単純で、部屋ごとに全部違うからです。まとめて1本にすると、どの部屋の話をしているのか自分でも分からなくなります。というわけで「壁紙を考える・○○編」という形で、順番に回していきます。第一弾はリビングです。

まず、言葉の整理から

壁紙には2種類あります。

呼び方何のことか
ベースクロス家のデフォルトになる壁紙。基本これが貼られる
アクセントクロスどこか一面だけ、ベースと変えるやつ

そして注文住宅、このアクセントがやり放題です。

やり放題ですが、その分お金がかかります。 それはそう。

我が家の壁紙はサンゲツで統一です

メーカーはサンゲツ。全室これで統一しています。

……と、かっこよく書きましたが、ハウスメーカーさんから提示されたのがサンゲツだったというだけです。自分たちで選び抜いたわけではありません。我々は他に壁紙メーカーさんを知らないので…

で、渡されたのがこちらです。

サンゲツの壁紙見本帳が2冊、キルティングの布の上に重ねて置かれている。上に載っている白い冊子が「SP 2025-2027 SP2501〜2605」、下の緑がかった大きい冊子が「ReSERVE 2024-2027.5」。どちらも分厚く、下の冊子には持ち運び用の黒い取っ手が付いている

壁紙を見るだけでこの厚み…?

下の冊子、取っ手が付いています。 持ち運ぶ前提の重さということです。カタログというより電話帳、いや、電話帳より厚い。壁紙を選ぶ段階でよもや筋トレイベが発生することになろうとは…

我が家の場合、この2冊+FINEという冊子の、合計3冊から選ぶ流れになりました。役割はこう分かれています。

そしてありがたいことに、SPとReSERVEは持ち帰れました。

つまり自宅でじっくり選べるということです。すばらしい。すばらしいのですが、この「自宅で」が後々ちょっとした事件を生みます。

ベースはSP2542になりました

家全体のベースクロス、サンゲツのSP2542です。基本、家じゅうこれが貼られます。

品番の詳細はサンゲツ公式の SP2542 の商品ページ で見られます(2026年8月時点)。公式の説明では「ほんのり温かみのある、ホワイトの石目調」とされています。

選んだ理由は2つです。

  1. 石目調で、単調さがない
  2. アイボリー系なので暗くならず、明るい家になりそう

逆に「これは嫌だ」がはっきりしていたのが織り目調でした。あと妻がもともと塗り壁調や漆喰壁が好みで、この2つがフュージョンした結果が「石目調のアイボリー」です。

そして選び方が地味にすごくて、あの分厚い見本帳を全部見ました。(主に妻が) 私もチラチラ見ていたんですが、バリエーション豊か過ぎて逆に選べません。 注文住宅の「注文住宅感」はこういうところに出るのでしょうな。

さらにここ、書いておきたいポイントがあります。

もともと好みだった色より、1ランク明るいものを選んでいます。

小さいサンプルで見た色って、壁一面に広がると印象が変わりますよね。……という説明を誰かから受けたわけではありません。 妻のです。本人いわく「女の勘」だそうです。 私は知っています。こういう勘はよく当たります。野郎は素直に従っておくのが吉というわけです。

理屈で選んだわけじゃないので、正しいかどうかは貼ってみるまで分かりません。分かったらまた書きます。

で、大荒れしました

はい、来ました。

前回「平和、終わりました。ここからがマグマなんです」と書きましたが、マグマ、噴いています。

主張結果
茶色系がいい却下
アイボリー系・塗り壁調採用

私、茶色系を推していました。 これ、自分の中では結構な虎の子提案だったんです。落ち着いた感じになるし、いいと思いませんか。思いませんか。

却下の理由は明確でした。家具の色と合わない。

……返す言葉がありませんでした。しぶしぶ引き下がりました。泣く泣くです。

そしてもうひとつ、認めなければならないことがあります。私の方がセンスがない。 これは事実として受け入れています。だいたい家のことはお嫁さんにお任せです。

医者に口出しする患者はよくないですからね。

なお、この攻防が起きた場所は打ち合わせ室ではなく自宅です。見本帳を持ち帰れるというのは、自宅にマグマの噴出口を設置することでもあると学びました。

お金の話。ここが一番実用的だと思います

さて、「アクセントはやり放題だが金がかかる」の中身です。

我が家の場合、標準で採用されているのがSPシリーズの「こだわりシリーズ」でした。ここからReSERVEやFINEを選ぶと、SPとの差額が発生します。

何のお金かいくら
ReSERVE/FINEを選んだときの差額面積によって変わるので単価では出てこない
張り替え費用4,400円

差額の方は面積で決まるので、「1㎡いくら」という形では提示されませんでした。目安として言われたのが「ゲストルームを一面張り替えると3万円くらい」です。ゲストルームは2階に2部屋あります。 これ、なぜ単価で出てこないのか調べてみて分かりました。

ReSERVEには1㎡あたりの単価が載っています。ところがSPには、その記載がありません。

引き算する相手がいないんですね。だから「差額」という形では出しようがない。そりゃ面積で見積もるしかないわけです。

実際、サンゲツ公式の商品ページを見ると、ReSERVEの品番には「1,090円/㎡(税別)」と単価の記載がありますが、我が家のベースであるSP2542のページには価格の記載がありません(2026年8月時点)。

この「3万円くらい」と「4,400円」は、打ち合わせで説明を受けた金額です。見積書に載った確定額ではありません。 我が家の実際の金額はまだ見積もり中で、出ていません。

なお、この「3万円くらい」と、あとで出てくるカタログの「1,090円/㎡」は性質が違う数字です。前者は工事まで含んだ目安、後者は材料の定価。引き算しても意味がありません。

そしてこの4,400円がちょっと面白いんです。

単位が「部屋」でした。

つまり、その部屋でアクセントを1面でも使ったら、一律で4,400円。 逆に言うと——

同じ部屋の中で2面、3面と増やしても、この4,400円は増えません。 そしてもうひとつ、4面ともアクセントクロスにすると、この4,400円は消えます。 そう説明を受けました。

言われてみればそのとおりで、4面全部が同じなら、それはもうその部屋のベースクロスなんですよね。「一部を張り替える」という作業が発生していない。理屈が通っていて、ちょっと感心しました。

増えるのは差額の方だけです。「どうせ1面入れるなら、その部屋はもう1面くらい足しても足代は変わらない」という構造になっているわけですね。知らずに1面で我慢すると、ちょっともったいない気がします。

とはいえ、アクセントクロスまみれにするとそれはそれでちょっと見た目がよくない。これはさすがにセンスのない私でもわかります。大体1面くらいがよいのでしょうな。

ちなみに我が家、リビングでこの4,400円が発生します。 もう使ってますからね、アクセントクロス。

そしてリビングで発生するのは1回きりです。小上がり和室とキッチン背面、2ヶ所に入れているのに4,400円は1回。 さっきの「部屋単位」がそのまま効いているわけですね。

結局、リビングのアクセントは2ヶ所だけです

さんざん「やり放題」と書いておいてなんですが、リビングでアクセントを入れたのは2ヶ所です。

リビング本体は、素のままです。 全面ベースクロス。特に手を入れていません。

やり放題の権利を持ちながら、リビングではほとんど使いませんでした。 ここは正直に書いておきます。

(ちなみに他の部屋ではもっと遊んでいます。 そちらは部屋ごとの記事で書きます)

① 小上がり和室:RE55695

小上がりの和室一番奥の一面だけにアクセントを入れました。

選んだのはRE55695。ReSERVEの和紙調です。

RE55695 の商品ページ(2026年8月時点)。公式では「和モダンなアクセントにおすすめの和紙調壁紙」と紹介されています。カタログ価格は1,090円/㎡(税別)。

ここ、我ながら面白いことになっています。

前回の記事で書いたとおり、この和室、床が畳じゃありません。 東リのテキスタイルフロアです。つまり——

床で和を捨てて、壁で和を拾っています。

計画したわけではなく、決め終わってから気づきました。バランスを取ろうとしていたんでしょうか。 自分たちのことながら不思議です。トータル和っぽいのでヨシ!足りない部分は照明でカバーします。

② キッチンの背面

もう1ヶ所がキッチンの背面です。

我が家のキッチンはトクラスのコラージア2型(II型)で、我が家はコンロが壁側、シンクがアイランドという並びにしました。

つまりコンロが壁に向かっている。 ということは、壁が汚れます。

というわけで背面には汚れに強い壁紙を入れることにしました。こちらもReSERVEで、RE55457という品番です。

RE55457 の商品ページ(2026年8月時点)。公式では「マットな質感の塗り調」「厚みを持たせた、キズや衝撃に強い壁紙」と紹介されていて、機能は表面強化・汚れ防止・抗菌・防カビ

説明を読んで「あ、ちゃんと汚れに強いやつだ」と確証を得て導入することとしました。 そしてこれ、塗り調なんですよね。妻の好みは最初から最後までブレていません。

範囲は背面全部です。ただしコンロの目の前と、その右側にはキッチンパネルが付くので、そこには壁紙がありません。パネルが守ってくれる場所と、壁紙ががんばる場所で分かれている感じですね。

天井は、何もしていません

ちなみに天井は全室ベースのままです。SP2542から変更なし。

天井にアクセントを入れる家もあります。実は私、木目調の天井クロスを見て「いいなぁ〜」と思っていました。見た目はいいんですよ、本当に。

でもやめました。理由は茶色の主張が激しすぎるかもしれないから。

……また茶色です。 どうやら私は茶色が好きらしい。そして2回とも通っていません。

どんなものかというと、たとえばサンゲツの 木目柄の壁紙一覧(ReSERVE 2024-2027)あたりです。「こういう系統」という例として参考程度にどうぞ。

選べなかった壁紙の話

最後にひとつ。選びたくても選べなかったものがあります。

砂壁調です。

FINEには砂壁調のものがあり、そのほか廃材(木くずとか)を利用した表面が少しぽろぽろするタイプの壁紙も載っていました。ところが我が家の場合、これは施工できないと説明を受けました。

理由は「貼り付けるときに表面を傷つけてしまうから」だそうです。

これ、地味にショックでした。というのも、妻の好みは塗り壁調・漆喰調砂壁調は好みの方向とかなり近いんです。カタログに載っているからといって、全部が選べるわけではない。見本帳の厚みイコール選択肢の数ではないということですね。 とはいえ、張った瞬間からぽろぽろしていくようではお掃除が大変そうですしなかなか厳しいものがありそうな…

ちなみに、上には上がいます

打ち合わせでこんな話を聞きました。

サンゲツには、純金を使った壁紙がある。

ちょっと何を言われているのか分からない、という顔をした自信があります。

サンゲツには SHITSURAHI(室礼) という、職人の手仕事で箔を貼っていく最上位のシリーズがあります。我が家がめくっていた見本帳とは完全に別世界です。

当然、我が家では検討していません。 4,400円の話をしていた人間が触れていい領域ではない。

でも、こういうものが同じメーカーのラインナップに載っているというのは、なんだか面白いなと思いました。壁紙、奥が深いです。

今回決まったことを並べます

  1. 壁紙はサンゲツで全室統一(ハウスメーカーからの提示)
  2. ベースクロスはSP2542(石目調・アイボリー系)。家全体これ
  3. 好みより1ランク明るい色を選んだ。理由は妻の勘
  4. 色で大荒れ。 私の茶色系は家具に合わず却下
  5. アクセントはReSERVE/FINEから選ぶ。SPとの差額+張り替え費用4,400円
  6. 4,400円は部屋単位。 同じ部屋なら何面入れても増えず、4面全部なら消える
  7. リビングは2ヶ所に入れて、4,400円は1回きり
  8. リビングのアクセントは2ヶ所だけ。リビング本体は素のまま
  9. 小上がり和室はRE55695(和紙調)を一番奥の一面
  10. キッチン背面はRE55457(塗り調・表面強化)を背面全部
  11. 天井はベースのまま。 木目調に惹かれたが、また茶色で却下
  12. 砂壁調は施工不可と言われた

次回予告

費用がまだ出ていません。 アクセント2ヶ所ぶんの差額、見積もり待ちです。この家、見積もり待ちしか出てこない。

とはいえ来週には出るらしいので、そちらは出てから改めて書きます。いくらになるのか、正直こわいです。

そして例によって、まだ1枚も貼られていません。 実物の壁を見たこともないので、「いい感じです!」とは書けません。貼られたら書きます。とはいえどんな感じになるのかはトヨタホームさんがcadで見せてくれます。見た感じかなりよさそう!お嫁さんもご納得しているようです。

次はパントリー編です。リビングと繋がっている部屋ですが、部屋が違うので記事も分けます。

お楽しみに!