【トヨタホーム】玄関の間取り|土間がL字、靴箱は扉をやめて暖簾にしました

壁紙の記事を書こうとして、気づきました

前回、壁紙シリーズ第二弾のパントリー編を公開しました。その最後で「次は玄関あたりかな」と書いたので、意気揚々と玄関の壁紙の記事を書き始めたんです。

そして5行で手が止まりました。

玄関の間取りを、一度も書いていませんでした。

壁紙の話をするには「どこに何があるか」が要ります。棚の話も、ニッチの話も、土間の話も、全部そこから始まる。それを飛ばして「この面にこの柄を貼りました」と言われても、読んでいる側は宙に浮きますよね。

というわけで今回は玄関の間取りです。 壁紙は次回にします。すみません、順番を間違えました!

まず、全体の形から

玄関まわりを上から見た部分的な模式図。一方の壁いっぱいに玄関クローゼットが並び、扉は付かず暖簾で隔てる。その真向かいの壁に造作ニッチがあり、ニッチの奥はリビング。上がり框はL字で、玄関土間が框をL字に囲っている。土間のタイルはRIVIERAのエタニティ300角・マルチカラー。玄関ドアの外は掘り込みのアルコーブで、土間と同じタイルを張り、センサータイプのダウンライトが2つ付く。ドアの脇には姿見。框を上がったホールは廊下につながる

ポイントは上がり框(あがりかまち)の形です。

普通、框って一本の直線ですよね。玄関を入って、目の前に一段上がる線があって、そこで靴を脱ぐ。あの線です。

我が家の框はL字です。

正確に言うと、框がL字なのではなく、土間が框をL字に囲っているという形。靴を履いたまま歩ける範囲が、上がったところをぐるっと回り込むように取ってあります。

これ、図にすると一発で分かるんですが、言葉だけだと本当に伝わらないので、上の図をもう一度見てください。 濃いほうがそのL字です。

土間のタイルは「エタニティ」にしました

土間と玄関のタイルは、RIVIERA(リビエラ)のエタニティ 300角です。色はマルチカラー

ETERNITY(エタニティ)の商品ページ(2026年8月時点)。公式の説明は「天然石の持つ不規則な流れ目、色ムラを余すところなく表現。張りあわせるとそれぞれの色ムラが調和し、空間を上品に彩ります」。300角は 298×298×8mm のセラミックタイルで、屋内床にも屋外床にも使えます。カラーはアイボリー、サンドブラウン、フォレスト、マルチカラー、グレー、ブラックの6色。カタログ価格は 8,700円/㎡。

名前だけ聞くと「石」っぽいんですが、マルチカラーは木みたいな色味をしています。色ムラがそのまま模様になっているタイプですね。

選んだ理由はわりと現実的です。

汚れが目立ちにくいから。

玄関の土間って、家の中でいちばん汚れる床だと思うんですよ。靴の裏の土、雨の日の泥はね、砂。真っ白なタイルは確かにきれいですが、我が家は掃除の頻度に自信がありません。

色ムラが最初から入っているタイルなら、多少汚れてもその中に紛れてくれる。きれいに保つ努力より、汚れても平気な材料を選ぶ。 我が家の家づくり、だいたいこの方針でやっています。

玄関クローゼットは、扉をやめました

壁の一面まるごと、玄関クローゼットです。ここを靴箱にします。

中に入るのはハンギングシステムパントリー編で一度登場した、あの可動棚です。棚板の高さを後から変えられるやつですね。

玄関は棚板10枚のユニットが2つ。合わせて20枚。 色はグレーにしました。

パントリーは棚板5枚が両側で計10枚・色は白だったので、玄関はその倍入っていることになります。靴、そんなに持っていたかな……と自分でも思いましたが、季節ものや来客用まで考えると足りないほうが困るという結論になりました。

そしてここが今回いちばん書きたかったところなんですが。

扉を付けませんでした。

代わりに暖簾(のれん)で隔てます。

なぜ扉をやめたのか

理由はアクセス範囲を広げたかったからです。

扉付きの収納って、便利そうに見えて開ける動作が1つ増えるんですよね。しかも玄関の扉は、たいてい両手がふさがっている状態で開けることになる。買い物袋を持って帰ってきて、靴を脱いで、扉を開けて、靴をしまう。この「扉を開けて」が地味に邪魔なんです。

暖簾なら、手が塞がっていても肩で押して入れます。 開けっぱなしにもならないし、閉め忘れもない。

見た目の話もあります。壁一面が扉だと、玄関に立ったときの圧が強い。 布1枚なら、そこに空間が続いている感じが残ります。

もちろんデメリットもあります。 布なので、中が完全には隠れない。においも扉ほどは止まらないはずです。靴箱に暖簾って正気か? と思われそうですが、ここは実際に住んでみないと答えが出ません。入居後に答え合わせします。

反対側には造作ニッチ

クローゼットの真向かいの壁には、造作ニッチが付きます。

ニッチというのは、壁をへこませて作る飾り棚のことですね。出っぱらないので、玄関みたいな狭い場所でも邪魔になりません。

ここに置くのは季節の小物です。

具体例を出すと、夏ならブタの蚊取り線香入れ。

……いいんですよ、これで。玄関に季節を置きたかったんです。夏はブタ、秋はススキの造花、冬は小さなクリスマスツリー。そこに何かを置くための場所があるというのが大事だと思っています。

置き場所がないと、結局どこにも置かないので。

なお、このニッチの奥はリビングです。 壁一枚隔てた向こう側ですね。

玄関ドアの脇に姿見

図面には姿見も入っていました。玄関ドアの脇です。

出かける前に全身を確認できるやつですね。地味ですが、あると絶対に使うやつだと思っています。

ドアの外は「アルコーブ」

玄関ドアの外は、アルコーブになっています。

アルコーブというのは、外壁を少し掘り込んで作る凹みのことですね。玄関ドアがそのぶん奥まった位置に付くので、ドアの前に屋根のある小さなスペースができます。

雨の日に傘をたたむ、荷物を一度置く、宅配便を受け取る。全部この数十センチのおかげでやりやすくなるやつです。

そしてここ、土間と同じタイルです。エタニティの300角・マルチカラーが、そのまま外まで続いています。

内と外で床が切り替わらないというのは、地味ですが効きます。ドアを開けたときに一枚の床がつながって見えるので、玄関が実際より広く感じるはずなんですよね。……はず、です。まだ見ていないので!

照明はセンサーのダウンライト。しかも2発

そのアルコーブに付くのが、センサータイプのダウンライトです。

人が近づくと点く、あれですね。手動のスイッチではないので、両手がふさがっていても勝手に点いてくれます。

これを2つ付けます。

夜に帰ってきて、鍵穴が見えなくて手探りする——という時間が、たぶんゼロになります。ここは期待しています。

鍵は電子錠「ラ・ロックⅡ」

我が家に付くのはラ・ロックⅡトヨタホームオリジナルの電気錠です。

トヨタホームのニュースリリース(2015年3月20日)によると、「ラ・ロックⅡ」はオリジナルCP電気錠。「キーを携帯していれば、ハンドルのタッチセンサー部分に触れるだけで施錠、解錠が可能。自動車のスマートキー同様、キーを取り出してかざす動作や、ボタンを押す動作が不要です」とあります。リリースには「※CP:防犯性能の高い建物部品であると認定された商品に表示される共通標章」とも明記されています。

自動車のドアハンドルのタッチセンサーを、住宅の玄関に持ってきた——という説明が、いかにもトヨタホームらしくて笑ってしまいました。展示場に入ったきっかけが「自家用車がトヨタだったから」という我が家としては、なんだか一周して帰ってきた感じがあります。

他社の電子錠も見ました

電子錠には他社の商品もあって、我が家が名前を見たのはこの2つでした。

商品メーカー
FamiLock(ファミロック)LIXIL
e・エントリー2三協アルミ

正直に言うと、機能そのものに大きな差は感じませんでした。 どれも鍵を取り出さずに開けられる、という点は同じです。

ただしひとつだけ、はっきり違うところがありました。

他社にはスマホが鍵になるものがある。

これ、めちゃくちゃ便利そうじゃないですか?

財布は忘れてもスマホは忘れない、という人(=私です)にとって、スマホが鍵になるのはかなり魅力的でした。

それでも防犯を取りました

でも、選んだのはラ・ロックⅡでした。

理由はCPマークです。

CPマークというのは、上のリリースにあるとおり「防犯性能の高い建物部品であると認定された商品」に付く共通の標章です。ピッキングやこじ開けに対する試験をクリアしたもの、という位置づけですね。

私たちがカタログで見た範囲では、CPマークが付いていたのがラ・ロックⅡでした。 スマホで開けられる便利さと、認定を受けた防犯性能。どちらを取るかという話で、私たちは後者を選びました。

ちなみに、スマホが全く使えないわけではない

調べていて知ったんですが、ラ・ロックⅡもスマホと無関係ではありません。

上のリリースには、HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)と連携すると、外出先から施錠状態を確認したり、閉め忘れたときに遠隔で施錠したりできると書かれています。ただしこれはオプション扱いで、室内操作盤が別途必要とのこと。

つまり「スマホが鍵になる」のではなく「スマホで戸締まりを確認できる」ということですね。方向が逆です。

そして我が家は、この室内操作盤まで入っています。 図面にもHEMSの記載があります。

つまり外出先から戸締まりを確認する、という使い方はできる。 スマホを鍵として玄関にかざすことはできないけれど、「あれ、鍵かけたっけ?」を出先で解決することはできる、ということですね。

正直に言うと、日常でありがたいのは後者のほうかもしれません。 鍵をかけ忘れて一日中もやもやする、あれが消えるので。ここも入居後に答え合わせします。

ちなみにカギを遠隔で閉めることはできるが開けることはできないとのこと。なんでやーーーーッッ!!

玄関の話は、こうなりました

まとめます。

  1. 上がり框はL字。 土間が框をL字に囲う形
  2. 土間のタイルはRIVIERAのエタニティ300角・マルチカラー。 汚れが目立ちにくいから
  3. 玄関クローゼットは壁一面。 ハンギングシステムの棚板10枚ユニット×2=20枚・グレー
  4. 扉を付けず、暖簾で隔てる。 両手がふさがっていても入れるように
  5. 真向かいに造作ニッチ。 季節の小物を置く。夏はブタの蚊取り線香
  6. 玄関ドアの脇に姿見
  7. ドアの外はアルコーブ。 土間と同じタイルが外まで続く
  8. アルコーブの照明はセンサータイプのダウンライトが2つ
  9. 鍵はCP認定の電子錠ラ・ロックⅡ。 スマホ解錠より防犯性能を取った

こうして並べてみると、「両手がふさがっている前提」で決めたものが多いなと気づきました。暖簾も、アルコーブも、センサー照明も、タッチで開く鍵も、全部そうです。

廊下を巡って割れたときも、洗濯まわりを決めたときも、我が家の判断軸は結局「その動作、毎日やるのか?」でした。玄関も同じでした。

……ただし暖簾だけは、まだ賭けです。 靴箱に布1枚。入居後に「やっぱり扉にすればよかった」と書く可能性、正直あります。 そのときは正直に書きます。

次回こそ壁紙の玄関編です。 今度こそ順番を間違えません!